お薦めのコンパクトエフェクターでのサウンドメイク術を紹介します。



使用機種

設定

結果

BD2

アンプはややクランチに設定し、クリーンはギターのVOで調節して出す。BD2はブーストとして使ってもいいのだが、どうも音が荒れるのでそのように使わない。LEVELは12時手前の位置にセットし、GAINもほぼ12時に設定する。TONEはそのアンプ、自分の好みなどによって変える。これは使用するアンプによって、かなり音が変わってくる。が、BD2の特徴である弦の音の再現はしっかりしている。70年代ロックなどはこれでバッチリだが、90年代ハードロックはちょっと厳しいかもしれない。

OS2

アンプはクリーンに設定する。OS2の歪みを最大限に生かすのだ。LEVELは曲での歪みとクリーンとのバランスで決め、GAINもほぼ12時に設定する。TONEはそのアンプ、自分の好みなどによって変える。JCの場合ハイが出るので抑え目に。そしてOS2のポイントであるCOLORは12時手前にセットする。OS2の最大の特徴であるODとDSをミックスさせた音が結果として他のBOSSのコンパクトにはない太い音を出す。当然の事だが細かいニュアンスを出したければCOLORをややOD側へ、そしてメタル系の音にしたければDS側へまわせばいいのだ。これ1コで70年代ロックから90年代ハードロックまで幅広くカバーする事ができる。また歪みのアンプへのノリも良い。ハイの出た90年代以降のサウンドをTONEを開くのではなく、DSをミックスする事で音を厚くしつつ出す点がポイント。

BD2+BD2

アンプはクリーンに設定する。基本はギター側でクランチサウンドを作り常に踏みっぱなし。ギターのVOでクリーンを出すようにする。もう1つのアンプ側との組み合わせでGソロ用等の太い音を作る。私の場合2個ともLEVELは12時手前、GAINは1時の位置にセットしてる。TONEはギター側で好みのトーンを作って、アンプ側はフラット、またはそれ以下にしている。BD2のTONEは独特のきつさがあるので、2個とも上げると辛いからである。SD1との組み合わせより遙かに弦の音を忠実に出している。また2つとも踏んだときに音が太いのがいい。サステインも驚くほどあります! 某ギタリスト推奨なだけに、これは使えます!

SD1+BD2

SD1はブーストとして使う。アンプはクリーンに設定する。BD2はシングルコイルで弦を強くアタックしてクランチ気味になるように設定する。クリーンはギターのVOで調節する。SD1を踏むと、やや音が痩せた(浮いた)ような感じになる。弦の細かいニュアンスを再現しづらい感じ。しかしアメリカンロックをやるにはいい音。両方踏んだときに細かいニュアンスを求めるならちょっとつらい。やはりSD1はアンプをクランチで、ブーストさせるのが気持ちいい!

DRIVE MASTER+BD2

アンプはクリーンに設定する。BD2はシングルコイルで弦を強くアタックしてクランチ気味になるように設定する。クリーンはギターのVOで調節する。SD1に比べて音は太かった。DRIVE MASTERをブースターとして使った方がBD2の音を生かせることもわかった。DRIVE MASTERを踏むとやや音がこもる感がある。

TS9+BD2

アンプはクリーンに設定する。BD2はシングルコイルで弦を強くアタックしてクランチ気味になるように設定する。クリーンはギターのVOで調節する。SD1に比べて音は太かった。両方試したが、わずかだがブースターとして使った方がBD2の威力を発揮できた。またBD2+BD2の音に一番近かった気がする。しかも音がかなりハードロックよりだった。TS9のTONEをちょっと開き気味にするといいかも知れない。これも使えます!


使用したエフェクター

BOSS ブルースドライバー(BD2)
   BOSS スーパーオーバードライブ(SD1)
Marshall DRIVE MASTER
IBANEZ チューブスクリーマー(TS9)